吹田市「平和の塔」祈念献花式は、毎年7月の第3土曜日に開催されてきました。
ところが、本年は新型コロナウィルスの感染者が拡大し、緊急事態宣言こそ解除されましたが、依然として予断を許さず、第二波、第三波も懸念されていたことから、7月18日に「平和の塔」前において、金戸実行委員長をはじめ、後藤市長、木村市議会議長、吹田市原爆被害者の会ご代表のみの参加により、献花式は縮小して開催されました。
一昨年7月7日、国連本部では核兵器禁止条約が採択され、核兵器廃絶に向けた大きな一歩を刻みました。被爆から75年の今年、条約の批准国も46となり、条約発効まであと4か国まで迫っています。核兵器禁止条約への署名や批准、参加を日本政府に求める意見書の採択も、全国で476を数える市町村に広がっています。
このようなもとで、例年とは異なる形態での開催となったとはいえ、非核平和を願う吹田市民の思いをつなぐものとなりました。
また、長年にわたる平和の塔実行委員会の活動に対し、吹田市制施行80周年を期に感謝状が贈呈されました。
核兵器のない平和な世界が実現されますよう、今後もみなさまとごいっしょに活動してまいりたいと存じます。よろしくお願いいたします。