新入職員の皆さん、ご就職おめでとうございます。新しく吹田市で働くことになった皆さんを心から歓迎します。
私たちの労働組合は、吹田市職員で構成する吹田市職員労働組合、水道部職員で構成する吹田市水道労働組合、そして、学童保育指導員や保育所パートなどの非常勤・臨時職員などの非正規雇用職員で構成する吹田市関連職員労働組合の3つの労働組合が連合体を組織し、吹田市労働組合連合会(略称・吹田市労連)を構成しています。
私たち公務員をめぐる情勢は「官から民へ」の動きの中、今まで公務でしていた仕事がどんどん民間へ流れています。また、日本国憲法を変えて、日本を戦争する国に変える動きも急ピッチで進められようとしています。
このように、公務員や国民の立場は、悪化の一途をたどっていますが、マンションの耐震強度偽装事件やJR事故などを通して、国民の中には、規制緩和や「官から民へ」の流れに疑問がひろがりをみせていますし、日本国憲法を守るため、全国各地で4,000を超える「九条の会」が結成されています。私たち吹田市労連も憲法改悪に対し、反対の運動をするとともに、大江健三郎さんらがよびかけた「九条の会」のアピールにも賛同したとりくみをすすめています。
新入職員の皆さん。
私たち吹田市労連は、「住民全体の奉仕者」として、住民のいのちとくらしを守る仕事に専念できるよう、自分たちの雇用や賃金、労働条件を守り改善するだけでなく、すべての働くものが安心して働けるよう「働くルール」の確立をめざしています。また、「地域住民の繁栄なくして自治体労働者の真の幸福はない」という言葉を、運動の基礎にし、市民のくらしを支え、市民サービスの向上を願って、地域住民の皆さんとともにさまざまな運動に取り組んでいます。
市民のくらしを支え、市民の皆さんが「吹田に住んでいて良かった」と言われるような仕事を、そのために安心して働くことができるように力を合わせてがんばりましょう。