吹田市非常勤職員雇い止め撤回を求める裁判へのあたたかいご支援、ご協力本当にありがとうございます。全国津々浦々から寄せられた団体署名や要請ハガキをはじめ、この間ご協力いただいたみなさんに心から感謝いたします。
2012年9月30日に維新市政によって雇い止めされてからまもなく5年、2013年3月28日に地裁に提訴してから4年半にわたり、弁護団や支援者のみなさんに支えていただき闘ってきました。
しかしながら、本日、大阪高等裁判所により、任用の義務付け及び地位確認(雇い止めの撤回)、任用継続に対する期待権侵害への損害賠償のいずれも原告の訴えを退ける不当判決が言渡されました。
私たちは、不安定な雇用にもかかわらず住民生活を支えて働いてきた原告二人の誇りを守るためにも、全国で雇い止めの不安を抱えて働く非正規公務員の仲間のためにも、このような判決を断じて容認することはできません。
安倍首相でさえ「非正規という言葉をなくす」「同一労働同一賃金を実現する」と口にするように、正規労働者と非正規労働者の格差をなくしていくのが社会の流れであることは明らかです。
ところが、この流れに逆らって、地方公務員法でも労働契約法でも身分が保障されない非正規公務員の実態に背を向け、「1年任用だから雇い止めされても仕方がない」「任用への期待はもてない」とした地裁の不当判決に続き、大阪高裁も不当判決を下しました。
私たちは、不当判決に屈することなく、非正規公務員の雇い止めを許さない社会の実現に向け、今後も闘う決意を表明するものです。
引き続き、あたたかいご支援をいただきますようお願いいたします。
2017年8月22日
吹田市非常勤職員雇い止め撤回闘争委員会