公立幼稚園は小学校と連携し、こどもたちがスムーズに入学できるように、いろいろな取り組みをしています。
廃園になると地域の園に入れなくなり、幼小連携は困難になります。
公立幼稚園は小学校の敷地内にあって、小学校1年生と交流したり、給食交流などを通してこどもが入学するのを楽しみにしています。
吹田市次世代育成支援行動計画(後期計画)の中でも、平成26年度までの目標内容に預かり保育は、「全園実施」とあげられています。
廃園になると全園実施どころではありません。
4園だけ預かり保育をしているけれど、全園でやってほしい。同じ公立園に通っているのに、不公平では…。毎日とは言わないけれど、少し預かってもらうだけで、親もリフレッシュするし、また子育てを頑張ろう!という気持ちになれます。全園で実施するとも聞いていたのに、どうなってるの?
3年保育をしてほしいという市民の声が多くあり、3歳児教室、園庭開放などいろいろな取り組みをしています。
「将来ビジョン」では入園対象児童は4・5歳児のみで、3年保育は実現しません。
公立幼稚園でも3年保育をしてほしい。こどもも友だちと遊びたくなってきた時期に物足りなさを感じています。私ももっと子育てを楽しめて、気持ちが楽になるように思う。
自園給食で安心・安全な手作りの給食やおやつ・離乳食を提供しています。
こども園になったら給食室の整備や人員配置、食の安全が守られるのか不安です。
食べる喜びを家庭で教えることはなかなか満足にできません。保育園では配慮を必要とする子もアレルギーをもっている子もみんなが食べる喜びをしり、また栽培活動などを通して自分で収穫して食べる楽しさなど教えてもらっています。
こども園になると「認定された時間」を越えると有料の延長保育になり、保護者の負担はさらに増えます。
生活のために働いているのに保育料も高く、その上延長保育料も取られると本当に生活が厳しいです。通勤は最低でも1時間、ギリギリに出勤できないし、勤務後すぐにあがれるわけでもありません。働くことを保障するために延長保育料の徴収はやめてほしいです。
「待機児解消」は誰もが認める切実な課題です。
幼保一体化で保育園を増やすどころか公的な施設を減らしていく計画では、待機児解消にはなりません。
今でも障害をもつ子が希望の保育園に入りにくい実態があります。
「将来ビジョン」で施設を減らし職員の採用も止められたままでは、充実した障害児保育はできません。
我が子は障害をもって生まれてきました。私が公立保育園に我が子を入園させたのは、主治医に「吹田にお住まいなら公立保育園に入れてあげてください」と言われたからです。
国の基準より良い独自の基準をつくり、しっかり見てもらえる保育制度は他市にはないと思っています。
「地域の保育園に遊びにいける!」と多くの親子に喜ばれています。 「将来ビジョン」で公的な施設が縮小・減少されると、気軽に利用できなくなります。