今と未来の子育て支援を市の責任で
市民のみなさんの声を生かして
つくられてきた吹田の保育・子育て
支援を、もっと広げて
健康・生活習慣病の改善・子どもたちにもっとスポーツを、市民みんなの願いです。そしてスポーツの出番です。しかし、今、スポーツを「もうけのねた」にする制度改悪がねらわれています。昨年11月2日付け日本経済新聞。近畿の行政サービス調査で吹田市がトップになりました。その理由は「吹田市は公共料金が安いうえ、子育てサービスが手厚く」分野別にみると「子育て環境では保育園、学童保育ともに全般的に手厚い吹田市が1位」ということです。つまり、これまで住民とともにつくりあげてきた「福祉の吹田」が大きく評価
されたわけです。
国は自分たちの借金を地方におしつけるため、保育や福祉・教育に関わる補助金の削減をターゲットにしてきました。「三位一体の改革」によって、2004年4月より公立保育所運営費の国庫補助負担金をなくし、税源移譲によって何にでも使えるお金である一般財源にしました。これによって、吹田市においても約6億2800万円の財源が減りました。
このように各市町村のお金が減らされる中、大阪府下でも公立保育園が次々となくなっていったり、保育料の値上げが行われようとしたりしています。しかし、「安心して働きながら子育てがしたい」「慣れ親しんだ近くの保育園で一時保育をしてほしい」など保育園に期待する住民の声は増えています。「すべての子どもたちが健やかに育っていくように、保育園をもっと充実させたい」そんな吹田のまちにしていくことこそがみんなの願いです。
「この地域に保育園があってよかった」「もっと利用しやすい保育園に」
保育園への期待が寄せられています。
ご近所と保育園との交流
保育園の子どもたちと月1回一緒に遊んだり、交流したりして感じるのは、しつけができているなあということです。体操とか踊りもよく覚えていて上手ですね。先日、絵画展を見せていただいたんですが、うちの孫も最初あんなんやったなあと思います。はじめは何描いてるかわからんかったけど、だんだん絵が描けて年長さんになると上手になりますね。30周年記念式典の時も行かせていただいたんですけど、舞台とかも父母の方や先生の手作りで公立保育園って大変やけどいいなあと思いました。
近所の保育園と交流されているおばあちゃん
障害児保育に市は責任もって
ハンディのある子どもを育てながら仕事を続けることは難しいです。私は山三保育園があったからこそ、安心してあずけ仕事を続けることができました。成長に合わせた保育や定期的な診断などで悩みをその時々で解決しながら、園と家庭と共通の認識をもって子育てができたことがうれしかったです。今は小学3年生、集団の中で自主性を育てることを何よりも大切にしてきたおかげで、「やる気」をもって生き生き小学校生活を送っています。吹田市の障害児の公的保育・公的教育が全国に広がることを望みます。
山三保育園保護者OB Kさん
病後児保育を利用して
風邪などが続いて体力が落ち、元気だけど微熱が続くといった時に、少人数でゆっくり過ごせる病後児保育室にあずかってもらえると、本当に助かります。先日、久しぶりに病後児保育をお願いした時も、先生方が息子のことをすぐに思い出して迎えてくださって、息子も楽しく過ごせたようです。病気続きで困っていた私も、頼れる場所があってほっとしました。
吹田保育園保護者 Oさん
育児教室や園庭開放に感謝
保育園の育児教室に参加させていただくようになって友だちも増え、たくさんの親子遊びや手遊びを教えていただいて、子どもの色々な個性に気づくことができました。集中してお話の聞ける子、ダンスが好きな子、唄が好きな子等、本当に十人十色とはよく言ったものだと日々発見の連続です。何より2歳の子どもが先生の存在を認識しているのにはビックリしました。同じことを親が言うよりも先生から言われた方がとても覚えていて、家に帰ってきては子ども本人が先生の真似をしてヌイグルミや人形相手に保育園ごっこをしています。今となっては、もし、育児教室や週に1回の園庭開放がなければ、今のわが子の成長があったかなあと思うと本当に感謝しています。
育児サークル・チャールストン