すいた市民しんぶん・給食版.Vol3(2004)
昨年12月から今年4月にかけて「学校給食をよくする会」と吹田市労連との共催で給食のつどいを10中学校区で開催しました。
つどいには給食調理員や栄養士、小学校の先生、PTA役員などあわせて約1000人が参加。給食ができるまでをビデオやパネルで紹介し、給食の試食も行い、意見や要望もまじえて懇談も。 これからも給食のつどいをすべての中学校区で開いていきますので、ぜひご参加下さい。
「給食のつどい」に10中学校区で約1000人の参加者今のままの給食を続けてほしいと思います。民間委託には反対です。安全でおいしいお料理に感激です。何よりも「こんなおいしい給食食べてるねん、いいやろー」と自慢した子どもの笑顔が見られました。ありがとうございました。(豊津中学校区)
民間委託でなく市が責任をもって身近で調理員さんと接することも子どもたちには必要だと思います。そのためにも、ぜひ民間委託ではなく市が責任をもってやっていただく方が私もいいと思っています。そのための出費(経費)は、親もおしくないと思います。(山田東中学校区)
安心できる食材で手間をかけた給食今日のビデオで、安心できる食材で手間をかけて作ってくださっていることを知り、学校給食のすばらしさを知ることができました。これからも続けていただければ…と思いました。(古江台中学校区)
学校給食で補われる栄養バランスの崩れ家庭で外食やファーストフードを食べている子が多く栄養のバランスが崩れている今、「学校給食で補われているなあ」と感じています。これからも子どもたちのために頑張ってください。(第二中学校区)
吹田市は、6月から中学校給食の実施や小学校給食の運営のあり方について検討するため、「小・中学校給食検討会議」を設置します。 私たちは、中学校給食について、温かいものを温かいうちに食べられる「校内食堂方式」がふさわしいと考えています。
育ちざかりの中学生にも手づくり・あったか給食を中学生の食生活は、朝食抜きの子どもが増え、夜も塾通いのためハンバーガーで済ませる子どもが増えているようです。昼食も多くの子どもが購買部でパンとジュースを買って済ませることが多いなど、栄養のバランスのとれた中学校給食が求められる状況が広がっているのではないでしょうか。
しかし、いくら栄養のバランスをとっても、できあいの弁当を毎日食べる「デリバリー方式」(京都市などではこの方式を採用しています)では、およそ教育の場にふさわしい給食とはいえないのではないでしょうか。添加物や加工食品の多用など食の安全という点でもふさわしくありません。温かいものを温かく食べることのできる中学校給食が望まれます。
給食のつどいでよせられた声から
・中学校給食の早期実施を願う。
・弁当ではいつも同じメニューの繰り返しになる。
・中学校にもぜひ給食か食堂をつくってほしい。
・弁当を持っていかない日はパン1個にジュースといった食事で、これでは栄養がとれていないと思う。
・温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、そしておいしい給食、中学校でもぜひ給食を実現してほしい。
・育ち盛りの子どもたちが冷凍食品をチンしただけのお弁当を食べているのが現状、おいしい給食を6年間食べてきた子どもたちが、中学校で栄養不足にならないよう考えてほしい。
保護者の願いは「栄養バランスのとれたあったか給食」。できあいの弁当をレンジでチンする「デリバリー方式」では、保護者の願いにこたえることはできません。
校内食堂方式で子どもの笑顔はじける給食学校内に食堂をつくり、栄養のバランスのとれた給食、子どもたちの笑顔はじける給食をつくります。食堂や厨房は必要最小限にとどめ経費の増大を招かないようにつとめます。
「パンとジュースだけ」の中学生の食生活を変えましょう校内食堂方式での給食と家庭からのお弁当を併用できる方式をとりいれ、「パンとジュースだけ」の中学生の食生活をかえましょう。