山田西3丁目の山田体育館を越え、いかりスーパーに至るまでの広い竹やぶに、現在大きなマンションが建築中である。バス通りを一歩中に入ると、これはすごい。「出入り口が一か所しかないマンション反対」「11年前の建築許可で建てるマンション。交通事故が心配です」など、大きな看板と林立するノボリ。一体何が起こっているのだろうか?
問題のマンションは、「マナーズヒル千里」。(株)長谷工が建てる物件。11年前、この土地に(株)近鉄不動産が高層マンションを計画したのだが、住民の強い反対運動があって、業者が開発を断念。竹やぶはそのまま残された。
今回、長谷工が以前の
許可を元に強引に開発…
今回、(株)長谷工が「建築確認付き」でこの土地を購入。11年前の許可を元に、開発を強引に推し進めてきたのだ。
当時と今とでは、問題点は何ら解決していない(上図参照)。このマンションには一か所しか出入り口がなく、その道が直角に折れ曲がっていて、交通事故、渋滞などが懸念されているのだ。
「原風景残す」の現市長は
口約束だけなのか‥‥‥
計画の再燃を聞き、住民たちは合同で陳情に行き、せめて道路をもう一か所作り、安全を確保してほしいと要望したが、業者はこれを拒否。吹田市は「道路を取り付けるように」と行政指導したようだが、結局はそのままだ。
阪口市長は、住民とは面会せず、開発の許可を下ろした。
「原風景を残したい」と、口にしている現市長であるが、「言葉だけ」なのだろうか。