じぇじぇじぇ。10月22日、新聞やテレビが「吹田市長団体が架空支出」「領収書を偽造、選管提出」と報じた。また吹田市長?と思った方も多かったのでは。
井上市長は大阪府議会議員時代に「自民党吹田第1支部」の代表だった。報道によると、「第1支部」は、別の支部である「自民党吹田支部」に合計100万円を支出した、としながら「自民党吹田支部」には、100万円の収入記載がなかったのだ。そして会計責任者は「領収証を偽造して選管に届けた」と認めている。
井上市長は記者会見で「ミスはちゃんと修正して処理は終わる」と述べた。しかし専門家は「架空支出の計上は通常ありえない。ミスで許されてしまえば、架空支出による裏金づくりも可能になってしまう」(上脇博之神戸学院大学教授)と述べている。
100万円はどこに消えたのか?ミスがバレたから訂正する、という理屈は通用するのか?領収証偽造は犯罪ではないのか?太陽光パネル疑惑で、吹田市は全国的にも「有名」になってしまった。さらに今回の疑惑が続く。ちなみに政治資金規正法では、虚偽記載などの違反について5年以下の禁錮または100万円以下の罰金である。消えた100万円が、罰金になって国庫に入る、なんてことになれば、もうブラックジョークだ。