勝手に決めて委員会ビラ(2006)
マスコミでも大きく報道されましたが、私たちが求めていた住民投票は、吹田市議会で否決され、梅田貨物駅の吹田への移転は、「勝手
に決められて」しまいました。
阪口吹田市長は06年2月10日、「私にはサイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)がついている」と開き直り、移転合意文書に勝手に
調印しました。もし市長が言うように「移転賛成が多数派」ならば、正々堂々と住民投票で勝負し、移転反対の意見が多いのか、賛成の意
見が多数なのか、を示すべきでした。市長も、住民投票に反対した24名の議員も、内心では「住民投票を実施すれば負けてしまう」と考え
たので、これを葬り去ったと思われます。
そもそも3年前の市長選挙で、阪口市長はこの問題に対する公開質問状に「無回答」でした。4回行われた公聴会にも全て欠席。普段から
「市民参画」「市民派市長」と自分で言っておきながら、その言葉と行動がバラバラであることが明らかになりました。
来年は市長選挙と市議会選挙が実施されます。この問題も大きな判断材料の一つになるでしょう。
市民のみなさんに支えられて、この間活動を進めてきた「住民投票を求める吹田市民ネットワーク」は、近日中に総会を行って解散する
予定です。結成からわずか数か月の期間でしたが、市民のみなさんに支えられて大きな輪が広がりました。本当にありがとうございました
。
「あんたら、それでも市民の代表か!」
4月26日の吹田市議会本会議、傍聴席には100名近い市民が詰めかけ、採決の様子を見守った。
残念ながら賛成少数で、住民投票は否決されてしまったが、「吹田を公害の街にしたくない」という市民世論が負けたわけではない。この運動を通じて、私たちは市長と議会を変えねばならない、ということを学習した。
マスコミが大きく報道する中、「こんな吹田市政ではダメだ」という世論が確実に広がっている。
住民投票を求める吹田市民ネットワーク・「勝手に決めて委員会」より